失敗体験をさせて人材育成する方法!?
失敗をしない人間は非常に能力レベルにおいて乏しくなってしまう事が多くあります。
失敗は決して悪い事ではありません。
むしろ失敗をさせない事こそダメな人材を作ってしまう愚弄な行為だと私は考えてます。
そんな失敗という行為を使い、失敗体験をさせて人材育成をする方法を本日は紹介をさせて頂きます。
初めに
失敗しては、いけない事もあります。
その大事な失敗してはいけない事を失敗させない為にも敢えて失敗させる事が経験となり能力となっていくのです。
本来成功の裏には数多くの失敗がある事を沢山の人たちがいっており現実そのような裏付けが多く世の中にはあります。
私自身過去の経験としてはっきりと記憶に残っている事を書かせて頂きます。
別の回で書かせて頂いたことがありますが私は過去大きな失敗を起こしています。
それは人を傷つけ上司として、やってはいけない立場を利用した横暴な行為でした。
ある店舗で私は約40人の部下を持つマネージャー業を実施していました。
そこで私は会社の業績を上げる為にかなり厳しい、いわゆる怖いマネージャーです。
失敗をした者へは強い口調で問題に関して教育を施し、私に意見をした者へは隙のない理屈で論破し力で捻じ伏せて自分の正しさを強調していったのです。
その当時の私は出来ない部下へはしっかりと強い口調で物を伝える。
おかしな意見を完全理屈で論破する事が正しいとは思っていたのです。
しかしその行為は正解である時代も、あったのかもしれませんがその時代に関しては間違いなく不正解な行為だったのです。
しかし私自身当時会社から求められていた業績は高く結果を残していましたので私自身自分の能力は高いんだと勘違いもしている、もう本当にひどいと思える上司でした。
少なくても今の私が過去の私を上司にしているのであれば、今も高いレベルの人間ではありませんが、間違いなくパワハラ、あほで出来ない上司という認識をしているでしょう。
更には私自身の環境を変える為、その上司を具体的に追放する手段を考え更なる理屈という武器を最大限使い追い出し行為をすると思っています。
それ程だめな上司でした。
話を戻しますが当時の私は会社から評価をされていましたので足元を見れていなかったのです。
それは組織を束ねるものにとっては絶対起こしてはいけない失敗。
私の周りには40人の中でごく一部の人間しかいなくなっていたのです。
それもごく一部の人間が離れていないのは私から逃げれば追い打ちを掛けられるのではないかという考えを持った部下達でした。
勿論当時の私でも事の重大性に気付いたのです。
そのような思考でついている部下たちはもちろん私が悪いのですが高いパフォーマンスを発揮できない。
失敗をすると怒られるので自分で考えて仕事を生み出す事が出来ない状態になってしまいます。
そうなると業績も取れず、業績を取る事しか能がない私の強みが消えた瞬間でした。
その後、約1年トラウマになり人に物を伝えられず良い事も悪い事も伝えられずある種、使い物にならない金食い虫状態になったのです。
その頃の私は悔しさから多く涙を流し、改善方法も思い浮かばず非常に辛い期間を過ごしました。
会社からの評価もがた落ち、組織の仲間からも失望そのような負のサイクルが長く続いたのです。
しかし現在はその弱みであった人材管理能力、人材育成スキル、コミュニケーションスキルは私の最大の強みになったと信じて現在に至ります。
強みになったのは本当にどうにかしたくて辛い長い努力を行ってきました。
その大きな失敗を乗り越えた先にはまだ成功と呼ぶにはおこがましいとは思いますがせめて強みになったのではないかと自負しています。
現在に至っては私の一番の強みは「人」と周りからも言われることになりました。
「人」に関しては私へと過去勤務していた職場で誰しもが伝えてくれていたのでようやく私の力になったのではないかと考えております。
その経験を踏まえて本日の題材であります、失敗体験をさせて人材育成をする方法を紹介させて頂きます。
失敗をしないは悪い事!?
ここまで読まれたあなたは失敗をする事は悪い事だと思いますか?
私はやはり経験や実績からもその考えとは逆で失敗をしない事こそが、悪い事だと考えております。
その理由をここからは説明させて頂きます。
キャリアが詰めない
失敗を繰り返すという事は様々な事柄を行っているという事です。
色々な事を行い、失敗、成功を体験する事によりキャリアとして経験を生かした行動が出来るようになります。
失敗していない=挑戦をしていない、挑戦が少ない
挑戦をしていないという事は行動していないという事にリンクするのではないでしょうか。
この頭の中で考えていても具現化されなければ何の役にも立たない物です。
よって繰り返しになりますが失敗をしないという事はキャリアを積めない事なのではないかと考えられます。
挑戦をする事に憶病になる
失敗をしていない人の多くは果敢な挑戦に拒むようになります。
リスクを考えて行動をしがちになる為、うまくいく仕事しかやらなくなります。
しかし成長というのは、やはり失敗をしたり能力のギリギリから少し超えたところを繰り返す事によって成長する事が出来ると私は考えております。
よって成長が出来るチャンスの案件ですら憶病になり失敗のリスクを考え実施する事が出来なくなってしまいます。
人の気持ちがわからなくなる
基本的に自分が成功体験しかしていないという自覚や結果がある事により出来ない人の気持ちがわからなくなります。
それだけでなく行動という行為を多く行い成功する可能性がある人材まで本当の意味での失敗に追い込むリスクまであります。
自分が痛い目に合う事で初めて痛みという物がわかります。
自分が失敗をする事で失敗してしまうという事がわかります。
自分が行動する事で行動する本当の意味での大事さが分かるようになります。
この自分自身が失敗体験をする事により理屈ではなく、失敗した時の悔しい気持ち、辛い気持ちを理解する事が出来るようになるのです。
基本的に人の気持ちがわからない人に成功はないと考えています。
なぜなら「お金を稼ぐとうれしいから金稼ぎが出来る」
「人にやさしくされるとうれしいからやさしく出来る」
「情報が欲しいと思うから欲しいと思われる情報を提供出来る」
このようなことはやはり根本的に人の気持ちがわかるから出来る事だと私は考えています。
だからこそ失敗は戦略的にさせていかなければならないと思っています。
心が折れてしまう
失敗をしたことない人は多くないと思いますがこのような人の特徴って試練に弱いと思います。
試練に弱いからこそ何か失敗すると何かのせいにしたり、自分の問題として真剣に受け取らないと思います。
結果失敗をした時に起こす可能性の行動として問題から逃げて向き合わず問題処理能力が低い人材が出来てしまいます。
それだけではなく心が折れて今まで成功していた事も失敗してしまい結果何も出来ない人材になってしまうリスクがあります。
以上いかがでしたでしょうか。
失敗をさせないと色々な問題がある事がわかったと思います。
次の章では失敗をさせる事のメリットをお伝えさせて頂きたいと思います。
失敗をさせる事のメリット
失敗をさせる事のメリットは多くあります。
逆に失敗をさせたときのデメリットもあります。
モチベーションが下がる、業績に支障が出るなどが予測されますが考え方を別の視点でみてみましょう。
モチベーションが下がった時にあなたがモチベーションを上げてあげれば部下は成長しあなたへの信頼も一緒に上がります。
業績に支障が出てもあなたより下の立場であるならば、あなたが失敗するよりも業績損益が少なくて済みます。
ここでは戦略的に失敗させる事ですから業績損益もコントロールする事が出来ます。
更にその失敗をさせて成長をさせる事に成功したならば業績損益以上の業績利益を獲得が見込めます。
それではそれらを理解した上でメリットをみてみましょう。
キャリアが詰める
様々な失敗を含めた経験をさせる事により本人の学習能力にて経験を積ませる事が出来ます。
その経験がキャリアになり、今後大きな仕事を動かす力が蓄えられます。
またその大きな仕事を実践させ、成功なのか、失敗なのかそれはあなた自身がどちらの選択をするかの、さじ加減によって更なるキャリアを積ませる事が出来ます。
それらの繰り返しを行う事によって良いサイクルを継続させる事が出来るようになるのでは、ないでしょうか。
主体的な行動が出来るようになる
失敗を多くしている人材は改善対策をさせられればその分、成功体験を多くさせてあげる事が出来ます。
その成功体験や成長する実感を与えられるため、新たな挑戦を自分で行動を行うようになります。
現在、若い世代は強みは別の所にあり、主体的な行動は全体的に弱みだと私は考えています。
その弱みを強みに変える大きなチャンスでもありますので失敗をさせる事はメリットが大きいのではと私は考えております。
考える力を身に付けさせる
先程説明させて頂いた主体的な行動と同じく自身が体験したことを元に自分で考えられるようになります。
もうこの時点では沢山失敗をしてきていますので、失敗しない為の方法を考えたり成功させる為の方法を考えられるようになるのでは、ないでしょうか。
考えを具現化し成功する為には行動が必要です。
行動をしなくてはいけない、行動を成功にさせる為にはと自身で考えられる能力が身に付くようになります。
心が強くなる
失敗は成功の元だと理解しているので、小さな失敗をしただけでは心が折れなくなります。
また多く失敗をしてきたのでいい意味で失敗をする事に対して慣れが出てき始め、少しの事では同様すらしなくなります。
しかし失敗は失敗ですので、どうしたらうまくいくかを考え最良の行動を起こす方向に持っていきます。
反省は少しして改善策を多く考えて行動に移せれば、失敗したことを取り返せますよね。
弱みを強みに変化させる事が出来る
初めに私が話をした通り弱みを自身の最大限強みに変換させる事が出来るようになります。
弱みは多くの人に責め立てられ、自身でも大きな悩みになる事が多く非常に大きなストレスを感じるようになります。
人はストレスを嫌がる方が多いものです。
そのストレスを改善する為にも非常に濃く考えて対策をします。
それにより弱みが強みに出来る事になるのです。
成功する可能性が多くなる
様々な失敗、体験を多く経験し、行動をする為、成功する可能性が高くなります。
もうご存知の通り、「失敗」「経験」「行動」は成功をする為の遺産となります。
行動は、経験と失敗を生み
失敗は、行動と経験を生み
経験は失敗と行動を生みます。
この三つを多く体験する事により成功を達成する事が出来るのではないでしょうか。
是非ともあなたの人材育成の中に戦力的に失敗体験をさせるという行動を実施してみては、いかがでしょうか。