頑張りますはNGワード!?質問スキルで人材を育成する。

頑張りますはNGワード!?質問スキルで人材を育成する。

 

 

頑張りますはNGワードです。

今回は質問のスキルを身に付ける為の内容について解説をしていきたいと思います。

私はマクドナルドで勤務しており多くの部下を抱える立場です。

そのような組織形態ですので人材育成を行うタイミングというのが多々あります。

そんな時、この目標を達成する為にどんなことしようか。

などと相手に問いを与える事があります。

そんなとき長く考えた末にもしくは少し考えた末に「頑張ります。」

こんな回答が返ってくることがあります。

感情論で言えば私も昔は「頑張ります。」

使用していましたから答えがないんだなと気持ちをくむ事は出来ます。

しかし頑張りますの場合、特に何もしていない事が多いのです。

そんな「頑張ります。」は本人にとっても上司にとってもNGワードなのです。

 

本日のテーマ

 

・質問スキルを身に付ける
 
 
本日は質問スキルの身に付け方について解説をさせて頂こうと思います。
前章でお話し致しましたが「頑張ります。」効果は0に等しいんですよ。
それはなぜか。
何か結果が出る時には必然の動線があって結果が出ます。
 
 
・売り上げ

・利益

・ごみのない職場

 
例えばこのような結果がでたとします。
 
頑張ったら売り上げが上がりますか?
頑張ったから利益が上がりますか?
頑張ったからゴミのない職場になりましたか?
 
 
正解なようでわかりにくいです。
あなたが出来る人だから頑張ったからそんな結果が出たのです。
 
売り上げの上げ方がわからない人が。
利益の出し方を知らない人が。
職場を綺麗という基準を知らない人が。
 
 
頑張ったからといってそのような結果が出ないのはもう簡単に予測がつくのではないでしょうか。
具体的に何かの行動を起こしたから結果が出るのです。
その頑張るという抽象的な表現から具体的な行動へ変えさせる行動があります。
それは質問スキルを実践していくのです。
 
 

何故、質問スキルが必要なのか?

 

 

何故質問スキルを使う事が必要なのでしょうか。

具体的な行動を起こさせたり、考えさせたりする事は質問スキルで可能にする事が出来ます。

それ以外にも様々な、改善をしていけますので深く考えていきましょう。

 

相手に考える力を付ける為

 

 

質問スキルを使用する事により相手に考える力を付けさせる事が出来ます。

私はマクドナルドで勤務している際に失敗したなと感じた事があります。

以前から私は結果に強く拘りを持ち仕事を行ってきました。

その拘りは間違っていないと思います。

その為、結果を出す為に必ず何か達成させたい事がある時はこと細かに行動を考えていたのです。

ドライブスルーが混んだら誰をどこに何を行動させるか。

カウンターが混んだら誰をどこに何を行動させるか。

厨房が混んだら誰がどこに何を行動させるか。

フロアーが混んだら誰がどこに何を行動させるか。

もう何から何まで考えて様々なシュチュエーションで指示を飛ばし多くの目標を獲得してきました。

その結果、大きな業績を獲得したのです。

しかしそのやり方は現在、間違っており失敗したなと感じております。

私が考えに考えまくったが為、大きな成果を出している店舗にも関わらず、そこのスタッフは自力がついていなかったのです。

私の異動後、その店舗はズルズルと底辺と言われてしまう店舗へ成り下がってしまったのです。

ここでの失敗は3つ。

 

・スタッフの考える力を育成していなかった

・正しい組織運営能力を身に付けていなかった

・短期的な結果しか獲得出来なかった

 
ぱっと見、大きな成果を出しているように見える方もいるかもしれませんがとんでもない結果なのです。
私は異動後、そこのスタッフを辛い目にあわせてしまいました。
本当の力をつけさせていなかったばっかりに。
考える力を身に付けさせておけばもっと自力があり、リーダーに依存しすぎない人材を作れたのです。
そんな能力を身に付けさせる事こそがやさしい人であり正しいやり方とその時に気付いたのです。
それが出来なかった私の失敗です。
考える力は大事な事なのです。

 

自分で意思決定をさせる為

 

自分で意思決定をさせる為に質問スキルは必要なのです。

どのような行動をするか自分で決定させることによって効果が出るのです。

 

・自分で決定する能力を付けられる

・責任感を身に付けられる

・徹底性が生まれる

 
自分で決定させることによりこのような能力を身に付けさせる事が出来るのです。
当たり前のような内容ですが実は決定を苦手とする人材も多く存在しているのです。
あなたも職場で体験した事、一度はあるのではないでしょうか。

どうしたらいいですか。

このやり方でやりますか。

というような事を多く発言している相手に決定能力が備わっている事はまれです。

決定能力に乏しいからその確認を行ってくるのです。

またその質問により「よしそれでいこう。」とあなたが決断してしまえば仮に失敗した時に本人は責任を感じなくなりにくくなってしまうのです。

あなたから許可を貰っている訳ですから。

その責任はあなたがとればいいだけで、責任感を身に付けさせるためにも当事者が他人事のような事になってしまっていては能力向上を図る事が出来なくなってしまいます。

またその責任感のない行動をしてしまってはその当事者はこの先責任ある立場になれるのでしょうか。

恐らく多くの組織でリーダーとして活躍する事は難しいのではないかと考えられると思います。

また自分で考えて決定をする事によって、行動プランの徹底性が発揮されます。

自分で考えて決めた事ですから行動しやすいですし、やりたくて動きを始めるようになります。

やれと言われた事よりも自分でやると決めた事や、やりたいと思った事の方が動けるのは簡単に予測できるのではないでしょうか。

そんな事から自分で意思決定をさせる為に質問スキルを使用すべきなのです。

 

自身の質問スキルを向上させる為

 

組織で必要な質問スキルを向上させる為です。

インプットをする事により行動する方法を理解する事が出来ます。

しかしアウトプットをしていかなければ実践で出来なくなってしまう可能性が出てきてしまいます。

またアウトプットをすればするほど自分自身の理解も深くなっていきます。

その自己成長の為に質問スキルを使用すべきです。

それらを行う事により様々なシュチュエーションとの出会いがあり、状況によっての使い分けが出来るようになります。

 

質問スキルの方法

 

 

それではここから質問スキルについての方法に関して解説をしていきたいと思います。

しっかりと質問スキルを身に付けて効果的な人材育成方法にしていくようにしましょう。

 

はい、いいえで答えられない質問をする

 

はい、いいえで答えられない質問をしましょう。

具体駅に例を見ながら解説をしていきます。

 

・今日元気?

・どうして成功したか教えて?

・今日は売れた?

・君のそのスキルはどうやって学んだの?

・この問題の解決方法を教えて下さい

 
 
このような質問があったとしましょう。
あなたはもうお判りでしょうか。
どのような質問形式をとるべきなのでしょう。
先程、お伝えした通りはい、いいえで答えられない質問をするべきです。
 
・今日元気?  はい、いいえ

・どうして成功したか教えて?  はい、いいえで答えられない

・今日は売れた?  はい、いいえ

・君のそのスキルはどうやって学んだの? はい、いいえで答えられない

・この問題の解決方法を教えて下さい  はい、いいえで答えられない

 
 
このような形になると思います。
このような方法を使用する事によって質問スキルを向上させる事が出来るのです。

 

考える時間を与える

 

質問をしたら考える時間を提供しましょう。

すぐに回答を出してくれる場合はそのまま受け取っても構いません。

しかしその場では思いついていないなと判断した場合、考える時間を提供しましょう。

ポイントとしては時間を空け過ぎないことです。

時間を長く設定してしまうとそのことについて考えるのを忘れてしまい結果なにも答えが出ないという事まで考えられます。

ですから「じゃあ5分後にまた聞くから。」などと軽く伝えまた聞けばいいのです。

そのようなやり方を試してみましょう。

 

答えはあげない

 

答えはあげないことが重要です。

恐らくあなたの中には答えを持っているでしょう。

相手に聞いても違う答えを出してきた場合は正解を出来るだけ教えないようにしましょう。

せっかく考えている訳ですから自分で考えて正解を導いて出した方が成功体験にもなります。

あなたがやるべきは大きな損失がないのであれば行動内容が違っても実践をさせ学びをさせる。

もしくは答えにたどり着けるように誘導を行っていく。

さらに評価をする事があなたのやるべき行動となります。

そのような行動を行う事によって質問スキルを実施する事が出来るのです。

 

まとめ

 

 

質問スキルを行う事は時間が掛かる場合もあります。

しかし長期的な結果を獲得する為にはやはり、あなた以外の能力をいかに伸ばしていくかがカギとなります。

時間に関しても短期的に見た時は使用時間が長くなるかもしれませんが、長期的に見た場合あなたが行っている事も任せる事が出来るようになったら短縮されるのです。

使い始めはストレスを感じる事もありますが結果的にはストレスは小さくなっていきますので是非とも実践する事をオススメさせて頂きます。

 

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