返事が出来ない部下を育てる方法
オッケー。じゃあ今日得られるスキルから伝えますね。
得られるスキル
・コミュニケーションの取りやすい職場環境
返事をしない理由3選
返事をしない理由は様々です。
まずは返事をしない理由を考えていきましょう。
返事が必要と思っていない
部下が返事を必要と思っていないパターンです。
よくある理由としてあげられる事だと思います。
必要でない事をわざわざ行うことこそ珍しい行動なのではないでしょうか。
人によって育ってきた環境は様々です。
幼少時代から返事をしっかりやりなさいと育てられてきた人材は当たり前のように行う事が出来ますし、そのように教えられてなければすることすら必要な事と思わず実施する事はしないでしょう。
何故ならその返事をしない人材にとっては「返事」という行為がただの無駄な作業にあたるからだと思います。
という事は返事をしない人材にとっては、「返事をしない」という行為自体に悪意を感じていないのです。
そのような人材に対して怒りを覚えて強く接する事も見受けられますが、全く間違えた行為です。
悪意がない人材にとってそのような当たられ方をしたところで何も感じないもしくは負の感情だけ残るだけですから。
返事をしている
実は返事をしているパターンがあります。
というより返事をすると表現するよりも、「声を発している」と言った方が正確ですね。
そもそも返事をする意味を考えて見て下さい。
なぜ返事をするのでしょうか。
単純にこのような理由に尽きると思います。
それとは違い言葉を発している時の効果を考えてみましょう。
・相手に伝わらず空間に声が発する
こんな効果があるのではないでしょうか。
そもそも返事をするというのは相手とのコミュニケーションを取る為の方法の一つです。
という事は相手は返事をする本当の意味を知らない、もしくは考えていない可能性が出てくる事が言えると思います。
先程もお伝えしましたが返事をする意味は「相手に理解した有無を伝える」という意味があります。
そんな意味を理解させなければ相手が返事のボリュームを上げ、ただ声を発するという行為を継続していくだけだと思います。
恥ずかしい
返事が必要な理由も、返事の意味も理解しているが恥ずかしくて出来ないパターンがあります。
私は初めて仕事をした時にこの感情が生まれた記憶がはっきりと残っています。
周りの環境もそうだったのですが、私が新人時代に返事をするという行為を行うと周りから浮いてしまうのではないか。
何か変な事をした気持ちになってしまった事があるのです。
周りがやらない事を新人や最初の一人が行うというのは非常に恥ずかしい行為だと感じてしまうのではないでしょうか。
そのような職場環境であれば、注意をしたところで何故、私だけ指摘されるんだと別の障害が発生してくる可能性があります。
そういった職場環境が返事をしない出来ないといった環境になる事も多く存在するのです。
返事が出来ない部下の育て方
研修で教える
研修で教えてみましょう。
返事というのは当たり前の行動だと思う方が多くいらっしゃると思います。
私も当たり前の行動だと思っている一人です。
しかし先程の理由でお伝えした通り必要と思っていない人材も存在する事は確かです。
原因として近代教育では返事をしなければいけない、教育自体少なくなったからという原因もあり、それによりそれを伝えるという人材も減少していき、返事の必要性を教える為の循環は、悪くなっていると言えます。
という事は返事をするという行為はコミュニケーションを行うにあたり必要なスキルなのにも関わらず触れてこなかった人材もいるという事です。
そう考えていくと返事をするという行為が当たり前だと考え接していくのはナンセンスだと言えるでしょう。
当たり前や、普通というのは人によって基準が違います。
基準が返事を行う事が当たり前という環境にしていく為にも、研修期間の、初期の初期に教える事によって身についていくのではないでしょうか。
また現段階レベルにおいて、職場環境が当たり前に返事をするという環境でない場合そちらの環境も並行して改善をしていかなければ、研修で教えた人材もやらなくなるというリスクもありますので並行して実施していくようにしていく事をおすすめします。
返事の意味を教える
返事の意味を教えましょう。
意味がわからなければやらない人材は多いものです。
無意味な行動は出来るだけ人は避けようとします。
考えるようになればなるほど、無意味な行動は実施しないようにして意味のある行動をした方が良い為、時間を削減していきます。
そんな人材が返事という行為自体を省くようになってしまったら、意味を理解しない限り、勝手にやるようにはなりません。
しかしわかるとは思いますが意味を分かれば、理屈で行動するという特徴をもっていますので継続して実施していくのではないでしょうか。
相手にとってそれが利益のある行動として捉えさせる事が出来れば半永久的に行動するでしょう。
説明が長くしまったのでシンプルにお伝えします。
相手に伝えられてなければ返事として成立しない
この2点について理解させていけばいいのではないのかとかんがえています。
返事が出来るまで繰り返して問う
1回で出来なければ2回伝えましょう。
100回で出来なければ101回伝えましょう。
仮に相手が声を発していたとしても聞こえてこない場合はボリュームを上げさせなければなりません。
しつこいと相手に思われるかもしれませんが、そこの遠慮は無用です。
何故なら仕事を行う上での最低限のコミュニケーションスキルであるからです。
そこに妥協し言わなくなる事は相手にとってのやさしさではなく、ただただ非常な行為をしているに過ぎないのです。
このブログを読んで、返事をしない部下を育成しようとしている、あなたは私の予想で人にやさしい人材なのではないかと、このブログを書きながら想像しています。
そこで正しいやさしさの意味をお伝えします。
いかがでしたでしょうか。
あなたも返事をしない部下と真剣に向き合って育ててみては?