退職を申告した学生が退職を取り消し前向きに勤務している話

退職を申告した学生が退職を取り消し前向きに勤務している話

 

 

 

私は数か月前に現在、勤務している職場へと異動してきました。

そんな異動して間もない頃、別の仕事が決まったので退職しますと告げてきた時の話です。

皆様は退職を告げられた時どのように対応するのでしょうか。

 

 

・引き留める

・ダメな人材だったと理解する

・環境に問題があった

・自分に問題があった
 
 
他にもあるとは思いますがこのような対応をする事があるのではないでしょうか。
しかしある事をやる事により、退職者を防ぐことが出来、更に退職を告げたにも関わらず前向きに勤務していたら。
こんな方法があれば良いなと感じるのではないでしょうか。
そんな方法が実はあるのです。

 

得られるスキル

 

退職を考えた人材が前向きに勤務させる方法

 

本日は一度は退職を考えたのに前向きに勤務をしてもらう為の方法について解説していきます。

 

あなたなら退職を告げられた時どうしますか。

私は極力90%くらい承認します。

退職を引き留めたとしても無駄だと思っているからです。

退職を引き留めてお願いして勤務させたところで結局無駄だと思うんです。

もうやる気ないはずですし、ポジティブではないはずですから。

じゃあみすみす、じっと指くわえて退職までの期間待っているのか。

そんな事をしません。

退職を宣言した人に対し後悔させてやろうと考えています。

とはいえ勘違いしてほしくないのですが、退職を告げられた時点であなたが上司である場合、職場の環境作りが間違っている可能性がある事を理解して下さい。

全力で楽しくて、やりがいがあって、成長出来るような環境にしてやろうって再度自分を加速させて後悔する気持ちに持ってくように誘導しています。

 

戦略的になんらか重大な理由があり退職へ誘導している場合であればまた話は別なのですが。

本日は、もしそんな楽しくて、やりがいがあって成長出来るような環境にしただけで大事な人材を確保出来るように解説していきます。

 

 

 

退職を考えていた3つの理由

 

 

 

退職が発生した時によく起きる、あるあるな話です。

・退職者の能力が低かった

・一生懸命面倒見てたのにあだで返す奴

・私は悪くない

・あの人やこの人が悪い

・無関心
 
このような事がよく起きるのではないでしょうか。
私の職場ではよくある話ではありますがあなたの職場ではいかがでしょうか。
もう本当にこのような事が出る度に気持ちがスッと冷めてしまいます。
何故冷めてしまうのか。
それはほとんどの場合、私たちの努力でなんとか出来る事なのにそこに対して目を向けて改善するような出来事ではないからです。
そんな努力で改善していけるのにも関わらず無駄に前向きになるような行動、言動をしないのであればまた負のやり取りをするだけになってしまうのです。
そんな原因を潰していく為に、まずは退職を告げてきた原因を考えてみましょう。

 

 

愛情のない上司がいた

 

愛情のない上司がいる事が一つの原因でした。

上司が起こしている行動は以下のような行動です。

 

・指摘している

・イライラしている

・暴言を吐く

・本人を非難する
 
 
このような行動がされていたのです。
一見、全て間違っているように見えるのですが正しいし、人間として理解出来る事もあります。
指摘する事は間違っていません。
イライラする気持ちも理解出来ます。
暴言も時には吐きたくなる事もあるでしょう。
いくら言っても出来ないのであれば本人を非難したくなる事もあるでしょう。
しかしイライラも。暴言も、非難も理屈で言ってしまえば相手に見せてはダメな行動です。
これも状況によってですが威厳を保つ為に行うこともあるかもしれません。
しかし本質的に自分の感情自体が本気でイライラ、暴言、非難をするような事になっていれば部下は愛情など微塵も感じないで不快感しか出ないでしょう。
それでもついてくるような部下は極めてまれな事なのではないでしょうか。
 

 

評価をされていなかった

 

評価をされていなかった事にも原因があります。

この人材は1年以上の勤務をしているが仕事が全くできませんでした。

同期には置いていかれ、上司には褒められる事も数少なく、モチベーションが落ちている状態です。

仕事も遅い。

覚えも悪い。

失言してしまう。

このような結果を生み出している部下であったのは事実です。

この状態であれば評価する事は難しいでしょう。

しかし本人は本人なりに一生懸命、仕事が早くなるように。

覚えが良くなるように。

失言してしまわないように。

一生懸命頑張っていたのです。

だけども誰も評価をしてくれない。

結果が出なければもちろんダメだと私は思っています。

しかし結果が出るようにサポートが出来ない上司はもっとダメだと思っています。

そんなサポートが出来ない上司を棚に上げて本人を評価しないのは全く別の話なのです。

何しろこの部下は一生懸命頑張っている。

どのような方法で頑張ればいいのかわからず本人の知識だけで間違った頑張り方をしているのですから上司は正しいやり方や頑張る方法を教えてあげれば良いだけだったのです。

 

 

人材育成がされていなかった

 

 

もう覚えも悪く、仕事も遅いので育成などされていなかったのです。

それどころかこいつはダメだという烙印が押されてしまいなにも相手にされていませんでした。

確かに覚えが悪いし、仕事も遅い事は事実。

しかし教える側が完璧な教え方をしていたかと言えばそれは全くそうではなかったのです。

ということは当事者にも問題はありますが教える側に問題も大きくあるのは現実なのです。

本人がダメだから放置するという行動は簡単ですがそれをやってしまうと退職へ繋がるのはもう当たり前の事と言えるのではないでしょうか。

 

 

退職を取り消した3つの理由

 

 

原因として以上のような事がありました。

しかし退職を撤回し今では非常にモチベーション高く働いてくれているのです。

どうしてそのような結果に繋げる事が出来たのか解説をしていきたいと思います。

 

人材育成を強化指定対象者にした

 

退職を告げられたあと異動して間もない私は本人から退職理由を面談して原因を探りました。

その他にまだ出会って間もない私へ本当の奥底までの理由を言うとは考えられず、私なりに別の原因も含めた、理由を想定して対応を考えました。

通常であればただ退職までの期間、時間が過ぎるのを待つだけという状況が多かった職場でしたので敢えて、育成の強化指定対象者にしたのです。

そのような対象者にしてとにかく辞めるにも関わらず仕事を教えまくるのです。

そうする事によって退職が決まっているにも関わらず、本人が自覚出来るほどの力がメキメキとついていくのです。

その状況に陥った本人は、意外と仕事覚えるのが楽しい。

仕事が出来ると楽しい。

自分が捨てられておらず向き合ってくれるんだ。

と感じさせていったのです。

本人はもうこの職場で期待をしていなかったはずですので得られる事に違和感を持ちつつも楽しさを覚えっていったのです。

 

 

上司が変化したから

 

今までは上司から愛情を感じる事が出来ていませんでした。

しかし私は本人の人材育成とは別にその当事者からみる上司たちも並行して育成していったのです。

育成のポイントはこのような通りです。

 

・人材育成スキルを強化

・愛情を感じさせるコミュニケーション
 
この2点について徹底的に強化をしていったのです。
初めはもちろんその対象者から反発はありませんでした。
今までのやり方を一新しているのですから。
しかし過去の退職原因、退職者数のデータに基づいてやるべき理由と効果をしっかりと説明し納得をしてもらう事へ労力を使いました。
その影響もあってか部下達もとりあえずやってみるかという姿勢になり人材育成スキル、愛情を感じさせるコミュニケーションを出来るようになったのです。
そのような当事者からみた上司が変化していったことによりその部下は退職を撤回した理由ともなっていったのです。

 

評価をされ始めた

 

 

上司たちが変わり、本人の能力も変化してきたので、評価をされるようになりました。

一度は退職を決断した部下にとって初めて評価をしてもらえる出来事だったのです。

そこで私にとっては幸福な事により当事者は自分の行動が変わった事によって状況変化をする事が出来るのだと気付いてくれたのです。

そんな事に気付いた本人はもっと成長して能力を付けて評価をされる。

その結果は楽しいという感情に変化すると理解していったのです。

もっともっとこのサイクルを理解して自分が大きくなりたいと感じた彼はまだ私の職場で勤務したいと感じてくれ退職を撤回しました。

これらの事をやってきた結果、評価をされ始めた事により、更なる楽しみを覚え、もっと高みを目指すようになったのです。

 

まとめ

 

 

このように私たちの行動で相手の気持ちを大きく変化させる事が出来るのです。

私たちの行動によって相手の成果を大きく変化させる事が出来るのです。

きれいごとかもしれませんが人はかけがえのない財産となります。

こんな大事な財産を多く確保出来る事によってあなたの知識も経験もスキルも豊かになるのではないでしょうか。

退職を決断した部下を変化させられる事によって大きな変化をもたらすことが出来るようになります。

あなたも試してみてはいかがでしょうか。

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