信頼残高を溜めて信頼関係を構築する方法
コミュニケーションや人の扱い方で悩んでいませんか？
人によって、コミュニケーションは非常に難しいスキルですよね。
それでもスキルとして得ていかないと非常に苦労する場面も多く出てしまうのです。
突然ですが信頼残高という言葉を聞いた事があるでしょうか。
本日はこの信頼残高を溜めてコミュニケーションやビジネスで使う為に
信頼関係を構築する方法を掲載させて頂きます。
信頼残高とは人と人との信頼関係レベルを現したものです。
あまりにも抽象的だと思いますので例を追って説明させて頂きます。
Aさんの場合
A「Cさんこの仕事1時間ぐらい掛かるんだけど今日中に終わらせられないかな？」
C「今日は仕事が溜まってまして、明日までは厳しいですね。」
A「そうか。いつも仕事を抱えてCさんは大変だよね。わかった外注先に納期を待って貰うから明日頼むよ。」
C「あっ、Aさんすみません。いつも助けて貰ってますのでやはり請け負わせて頂きます。」
A「本当かい？いつもすまないね。今回も頼むよ！」
C「わかりました！」
Bさんの場合
B「Cさんこの仕事1時間ぐらい掛かるんだけど今日中に終わらせられないかな？」
C「今日は仕事が溜まってまして、明日までは厳しいですね。」
B「そうか。いつも仕事を抱えてCさんは大変だよね。わかった外注先に納期を待って貰うから明日頼むよ。」
C「わかりました。明日は今のとこ出来そうなのでやります。」
いかがでしょうか。
この例でわかる事としてはAさんはCさんの信頼残高が高いからCさんは
気を利かせてくれた事がわかります。
それとは裏腹にBさんに対してはやる事はやる物の希望である今日仕上げるという事に対しては応えていません。
Aさんに比べCさんはBさんに対しての信頼残高が少ないからこそ、このように期日を自分のペースで引き受けたと考えられます。
信頼残高預け入れ、信頼残高引き出し条件と方法
それではどのようにして信頼残高の預け入れ、信頼残高引き出しの条件になってくるのか考えてみましょう！
まずは預け入れの条件から説明させて頂きます。
約束を守る
友人や部下、一括りにまとめてしまうと人と人との約束を守る事は
勿論信頼につながってきます。
約束を守ったり、約束を破ったりするようでは中々信用も出来ませんし信頼も出来ませんよね。
当たり前の事ですがしっかりと実施していきましょう！
親切で、礼儀正しく接する
基本的に相手が困っている時に助け船を出して上げた場合あなたは信頼されるでしょう！しかしその回数が少なかったり、わざとやっているようでは勿論論外な話である事は間違いありません。
また親切な事を行いながら偉そうにしないで、相手の高さまで合わせた言葉遣いで実施していきましょう。
相手がしてほしい事を実施する
相手がしてほしい事を考えてしてほしい事をやってあげるというやり方です。
その期待に対して行動する事が出来れば信頼残高もきちんと溜まっていくでしょう。
人の悪口を言わない
基本的にネガティブな発言をしている人へは人は寄ってきません。
むしろポジティブな発言を多くして近寄りやすいイメージを出していきましょう！
プライドを捨てて失敗をした時は真剣に謝る
人は失敗する生き物です。
失敗をするだけでも信頼残高は減っていく可能性があります。
必ず失敗したなと感じたらどのような相手であってもしっかりと謝罪をしましょう！
そうする事によってしっかりした人だとマイナスになる予定がプラスに転じるかもしれません。
ここまでが信頼残高を貯金する為の条件と方法です。
それではここから残念ながら信頼残高が減っていく条件や方法も理解して貯金がしっかりと溜まるように理解をしていきましょう。
約束を破る
ここも当たり前ですが約束を破っていては信頼残高は引き出していく事になります。人として約束はしっかりと守っていきましょう！出来ない約束はしない、約束をしたら必ず達成させるが重要となります。
不親切で横暴な態度で接する
困っている事を把握しているのに、見て見ぬふりをしたり、偉そうな態度をとっていたり、乱暴な言葉を投げかけていたら貯金は減っていきます。
気を引き締めて行動しましょう。
相手がしてほしくない事を実施する
相手にとって嫌な事をすればもちろん嫌われたり、避けられたりします。あなた自身の発言や行動大丈夫ですか？
人の悪口をいう
人の悪口を言う人は心が貧しい人です。
またネガティブな発言を聞いている側はつまらないだけではなく苛立ちなどの感情を読んできてしまうかもしれません。
気を引き締めて発言しましょう。
プライドが高く失敗しても謝らない、ごまかす
失敗してもその事実を隠したり、悪い素振りもなしにしていては気分が悪いものです。
ましてや、そのような人に限って相手が失敗した時、責め立てることが多くあるものです。
そのような人にならないように精進しましょう。
以上、あなたはどのような行動をしていますか？
もう一度自分の行動や言動を分析して信頼残高が貯蓄されているか考えてみましょう。
信頼残高貯金の預け入れをしてみよう！
ここまでで信頼残高に関しては、ある程度理解して頂けたのではないでしょうか。
それでは実践で信頼残高貯金の預け入れをしていきましょう。
例をもって実践方式を考えてみます。
信頼残高の預け入れ実践
A「Bさん。今お時間大丈夫でしょうか？」
B「どうしたんだい？」
A「昨日打ち上げで掛かった領収書を紛失してしまって・・・」
B「それは大変だ。どこか心当たりは、ないのかい？」
A「昨日かなり飲んでいたので心当たりもなにもよくわからないんですよね。」
B「そうか私もかなり飲んでいたからね。」
A「店員から領収書を貰ったところまでは覚えてポケットに入れたまで覚えているんですが・・・」
B「成程。今日来ているスーツは昨日来ていたものかい？」
A「そうですがないのです。」
B「わかった。そしたら今日仕事が終わったらもしA君さえ良ければ一緒に探して上げるがどうかな？」
A「本当ですか！？すごく申し訳ないと思うのですがお願いできますか？」
B「わかった。そうしたらまた後で合流しよう！」
A「はい！是非お願いします！」
～仕事後～
B「A君お待たせ。仕事は終わったかい？」
A「はい。ちょうど今片付けをしていたところです。」
B「そうか。それではまず君の家に行こうか。」
A「わかりました！」
～帰宅後～
B「そうしたらまず、スーツはどこに閉まっているんだい？」
A「あそこの衣装ケースに入れています。」
B「あそこに落ちていないか確認してみようか。どれどれ。」
A「どうでしょう。ありましたか？」
B「いや、見つからないね。そうしたらゴミ箱は？」
A「あそこです。」
B「よしゴミを漁ってみよう」
A「先輩。。。そこまでしてもらって本当にすみません。」
B「かわいい後輩が困っているから全然気にしなくていいんだよ。」
A「ありがとうございます・・・」
B「あったぞ！ほら！！！」
A「本当だ！ありがとうございます！！！これで部長に怒らなくてすみそうです！」
B「よかったな。今度からは気を付けて管理するんだぞ。」
A「わかりました！本当にありがとうございます！」
以上いかがでしたでしょうか？
ここで簡単に分けて考えてみるとこのような収穫があったのではないでしょうか。
約束を守る
相手がして欲しい事を実施する
親切で、礼儀正しく接する
悪口を言わない
この条件を達成する事が出来たのではないかと思います。
間違いなく信頼残高の預け入れが出来たのではないでしょうか。
それでは次に信頼残高の引き出しの例をみてみましょう。
信頼残高の引き出し実践
A「Cさん。今お時間大丈夫でしょうか？」
C「今忙しいのだけどなんだよ？」
A「昨日打ち上げで掛かった領収書を紛失してしまって・・・」
C「おまえはそんな事、やってるのか馬鹿じゃないのか？」
A「すみません。」
C「あとで話きいてやるからとりあえず後にしろ。」
～数時間後～
A「Cさん、そろそろ聞いて頂いてもいいでしょうか？」
C「俺は暇じゃなくなってこの後、飲みにいくからまた今度な。」
A「わかりました・・・」
いかがでしたでしょうか。
このような事をやれば信頼残高は引き出してしまいますね。
それでは具体的に信頼残高を引き出してしまった項目を考えてみましょう。
約束を破る
人の悪口を言う
相手がしてほしくない事をする
不親切で横暴な態度で接する
プライドが高く失敗しても謝らない、ごまかす
以上をコンプリートしてしまったのではないかと思います。
このような事をやってしまった場合信頼は大きく失ってしまいますね。
信頼がない人のいう事はいずれ聞いてもらえなくなるだけではなく反感まで呼んでしまいます。
そうならない為にも、あなたも信頼残高の預け入れにチャレンジしてみましょう！
