何回教えても覚えられない部下を育てる方法
今回得られるスキル
何回言っても覚えられない部下を育てる方法
教えても覚えられないやり方3選
まず本日は覚えられないやり方を避ける為に、覚えられないやり方を理解していきましょう。
覚えられないやり方は様々な方法がありますが本日はこんな3つの方法に関して考えていきたいと思います。
それではどうぞ。
教え方が具体的でない
教え方が抽象的な言葉や、やり方を伝えていませんか?
これはよくある落とし穴な手法だと思います。
それではどんな教え方が抽象的なんでしょう。
あそこのグラスあっちに戻しておいて
もう少し早くこの仕事やっておいて下さい
普通の店舗にしておいて下さい
こんなような指導は抽象的なのではないでしょうか。
それではどんな事が抽象的なのか考えていきましょう。
あそこのグラスあっちに戻しておいて
あそこのグラスあっちに戻しておいて。
この文章から読み取れる抽象的な事とは、「あそこ」「あっち」だという事がわかると思います。
あそこは複数の周辺エリアを表現する言葉で具体的という事は言えません。
またあっちも周辺エリアを表現する言葉なので具体的ではない事がわかるかと思います。
シンプルに「カウンター前にあるテーブルのコップをカウンターのグラス置場にもどしておいて」と伝えれば具体的になると思います。
もう少し早くこの仕事やっておいて下さい
もう少し早くこの仕事をやっておいて下さいという事は抽象的です。
「もう少し早く」という言葉が抽象的であり相手によってものさしが違うので求めたスピードにする事は難しい表現と言えるでしょう。
その表現を使用しているという事は相手に基準を任せたと言っても過言ではありません。
たまたま相手との基準の合意によってズレが生じない場合もありますが抽象的な表現をすれば大きな確率であなたの求めてる基準にならない可能性が高い事を理解していきましょう。
ここで適切な言い方は、「この仕事1時間で終わらせてください」と伝えれば相手に能力がある場合1時間でおわるような仕事の進め方をしあなたの求めてる基準になる可能性があがるでしょう。
普通の店舗にしておいて下さい
これもまた先程の例と同じく抽象的な表現なのではないかと言えます。
この表現での抽象的な言葉は「普通」です。
普通ってよく使用する言葉なので大きな注意が必要です。
普通ここまでやるよね
普通こんなことしないよね
普通後輩にご飯おごるでしょ?
もっともっと普通って表現よく使いますよね。
出来るだけ育成時は特に普通っていう言葉を使わないことが具体的になる為のポイントだと思います。
ちなみに「月間200万売れる店舗にしておいて」200万が簡単か難しいかは企業によるのでそのハードル云々は置いておいて、この上司にとっては200万売れるのが普通という事です。
このように具体的にしてあげれば抽象的でなくなるのではないでしょうか。
専門用語を多く使っている
業界によっての専門用語を多用していませんか?
外資系企業ではこの専門用語が多くあるようなイメージですが新人などに専門用語を多用していないでしょうか。
専門用語を使用する事は悪い事ではないと思いますが専門用語の意味を教えずに多用していては教えている内容は教えられてる側からすればちんぷんかんぷんな話です。
出来るだけ専門用語を相手の立場に立って少なくして教えていくように工夫してみましょう。
理解しているのかの確認をしていない
教えた事を理解しているか確認していますか。
基本的にこの手法もよくある落とし穴と言えると思います。
こうやって、ああやってと伝えやり方を伝えます。
また相手が間違えた場合に、こうやって、ああやってと伝えます。
こんなやり方をやっていないかもう一度確認してみましょう。
このようなやり方では教えてるつもりでしょうが相手がわかるように教えているかはわかりません。
相手がわかったか確認していく事は教える側の大事な役目といえるでしょう。
何回教えても覚えられない部下を育てるやり方3選
具体的に伝える
具体的に伝えましょう。
設計図、2日後までに作成しておいて
もう嫌だなんて言っていると他者も嫌になるから言わないでください
〇〇業者に依頼してレジカウンターを15日までに修理させて
こんな伝え方をしていけば具体的な伝え方なのではないでしょうか。
相手にどのようにして欲しいか、いつまでにやってほしいかなどを明確にする事がポイントと言えるでしょう。
この依頼事項や相手を育成する事に関してはこのように具体的にする事がなければならない理由があります。
曖昧な表現でが曖昧な結果になる
これでは相手も自分も困ってしまいます。
曖昧な結果にならないように曖昧な表現は避けて育成、依頼を考えて実施していきましょう。
専門用語を出来るだけ使用しない
専門用語を多く使用するのは人材育成上ナンセンスだと思います。
その業界で多く使用する専門用語に関しては改めて専門用語だけを学ぶ機会を作り専門用語を教えていきましょう。
そのように専門用語を相手にしっかりと理解させてからでないと自分はしっかり相手に教えているつもりでも相手を理解させることは難しいのです。
相手の立場にたって考えてみれば相手はよくわからない言語が間に挟まりどこの国の人と話しているかさえわからないような感覚になってしまいます。
よって専門用語が詳しくわからない相手には専門用語を多用しないように育成してみる事をおすすめします。
理解しているかの確認をする
教えている事がわかっているかの確認をしていきましょう。
ここでオススメな方法が一つあります。
オープンエンドの質問
こんな方法をお勧めします。
オープンエンドの質問とは
オープンエンドの質問とは「はい、いいえで答えられない質問」を指します。
なぜこのような質問をする事がおすすめかというと例を出して説明をさせて頂きます。
A「携帯が壊れたら携帯会社へ連絡して修理依頼を掛けて下さい」
B「わかりました。」
A「では私に携帯が壊れたらどのように対処したらいいのか教えて下さい」
B「携帯会社へ連絡して修理依頼を掛けます。」
このようにわかっているからこそ携帯会社へ連絡し修理依頼を掛ける事が答える事が出来ています。
もしこれがわかっていないにも関わらず「どうするかわかった?」などと「はい、いいえで答えられる質問」を行う事によって理解していない事を見逃してしまうリスクがあるのです。
よってオープンエンドの質問を行い相手が理解しているかを確認する事によって何度も教える事が少なくなるのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
何回教えても覚えられない部下の育成方法。
あなたもシンプルにオープンエンドの質問だけでも試してみませんか?
本日はこの辺で。