問題児部下!見切りをつけるのはどのタイミング?
問題児の部下って多く存在する事はありませんでしょうか。
そんな時、あなたは的確な対応をしているのでしょうか。
自信を持って的確な対応をしていると答える事が出来ますか?
直ぐに辞めさせたり、長々と問題児をかばい続け問題対応を出来ていない事などないでしょうか。
結論からお伝えさせて頂くと今回の記事では見切りをつけるタイミングについて解説をさせて頂きたいと思います。
それでは本文に入っていきます。
問題児部下の見切りは慌てるな
・人材育成講師
現在と過去の担当している大きな仕事としてはこういったような仕事を任されてきました。
問題児部下の見切りをつけてはいけないタイミング
まず問題児部下の見切りをつけてはいけないタイミングについて考えていきましょう。
出来れば問題児を自分の手によって成長させ戦力に出来る事が出来れば、達成感と人材をしっかり確保する事が出来ます。
そんな内容について考えていきましょう。
自分で考えて行動をする部下
自分で考えて行動をする部下は見限ってはなりません。
どんなに大きな失敗をしていたり、損害を出していたとしてもこの考えるという行為がその本人の能力を向上させる大きな行為なのです。
基本的に言われて行動できる人材は多く存在します。
しかし実はこの自分で物事を考えるという人材自体が現代社会において非常に少なくなってきているのです。
今はまだ芽が出てきていないのかもしれません。
しかし芽が咲いた後には非常に大きく花を咲かせる可能性を秘めたダイヤの原石と言っても過言ではないでしょう。
結果が出なかったとしてもこのような行動をしている部下を見限る事はオススメしません。
やる気がある部下
やる気がある部下に対して見切りをつける事はしてはいけません。
もちろん例外はあるのですが、失敗や問題を起こしていてもやる気があり、本人は一生懸命仕事をしているのかもしれません。
そのような部下に対して見切りをつけて退職や放置になってしまう事によって、大事な人という財産を失ってしまう事になるのです。
また成長速度は人それぞれ違います。
早熟な人もいれば大器晩成なタイプもいる事を理解していきましょう。
何しろ、私が優秀と言える人材という訳ではありませんが、初めは仕事を上手くこなす事は全くできず、運の良い事に一生懸命になって私へ教えてくれる上司と出会い大きく成長する事が出来たのです。
何をやっても上手く行かなかった私は怒られる事もたくさんあり、迷惑を掛けてきたこともたくさんありました。
しかしやる気だけはあり、少しでも早く一人前になって仕事をしたい、上司の期待に添えられるような仕事を出来るようになりたいという意思だけは強く持っていました。
そのようにやる気を気持ちの底に強く持っていたり、その人が抱えている事が多くあるのです。
そのような気持ちを持った部下はダイヤの原石の可能性があります。
そんな時は必ず見切りを付けずに上司として自信を持って人材育成をやり続けるようにしていきましょう。
悪意がない部下
問題児と思えるような仕事の成果が出せなかったり、失敗をしているような部下であっても、悪意なくそういったような結果になってしまっているかもしれません。
本人に悪意があり、大した仕事もせず結果を出していなかったり、周りに迷惑を掛けている訳ではないといった点がポイントになります。
そのような悪意がない場合はまだまだ伸びしろの可能性も秘めているのです。
あなたに高い根気レベルが必要になるのでしょうが、強く辛抱しつつ、育成しきってしまえば大きなリターンが待っているのです。
だからこそ悪意のない部下に関しては我慢して育成をしていきましょう。
成長速度が遅い部下
部下の成長速度が遅いからと言って見切りをつけるような行為はしてはいけません。
その部下は大器晩成で育った後、大きな活躍をしてくれるかもしれません。
例えば覚えが遅いから失敗や問題を起こしてしまっている部下がいるとします。
しかしその部下は覚えてさえしまえばしっかりと忘れることなく継続して仕事でスキルを使い続けられるかもしれません。
ですが、覚えが早くてもすぐに忘れてしまうようなパターンもある訳です。
そのようなタイプであれば結局、あなたは何度も教える事になるので大器晩成のタイプとなんら労力は変わらない事もあるでしょう。
しかし大器晩成タイプであれば、しっかりと行動を継続していくタイプが多いので覚えてしまえば半永久的にリターンがあるのです。
それこそがメリットと言えるでしょう。
だからこそ成長速度が遅いからといって見切りをつけてしまうような行動はしてはオススメしないのです。
失敗を沢山している部下
失敗は悪い事ではありません。
むしろ失敗は沢山するべきなのです。
失敗をする事によって成功への地盤を固めていく事が出来るのです。
分かりやすく言うと失敗をしているという事は行動して挑戦しているという事なのです。
反対に言うと失敗がない部下は2つのパターンがあるのです。
部下の見切りをつけるタイミング
部下の見切りをつけてはいけないタイミングに関して解説をさせて頂きました。
ここからは残念ながら部下の見切りを付けなければいけないタイミングもある事は事実です。
その問題児部下の見切りをつけるタイミングについて解説をさせて頂きたいと思います。
面倒な仕事や業務を他人に押し付ける部下
面倒な仕事や業務を他人に押し付けているような行動をしている部下は見切りをつけるべきです。
本来あなたがその部下を成長させる目的や高いパフォーマンスを発揮する為にあなたがマネジメントを行い振り分けをしているにも関わらず他人へ押し付けているのであれば成長余地は非常に少ないのです。
人は行動をする事により失敗と成功を繰り返し成長へと繋がっていくのです。
それなのにも関わらず、面倒だからと丸投げのような仕事をしている部下は仲間からの信頼も無くし、力を付けていく事にもなりません。
その結果周りの人材から本来発生すべきではない不満があがり、チームが崩壊へと繋がってしまうのです。
そのような結果になる前にそういった部下は見切りをつけていくべきなのです。
自分の責任を認めない部下
自分の責任を認めないもしくは受け入れないような部下は見切りをつけるべきなのです。
自分の失敗を真摯に受け止め改善方法を考えるから成功への地盤へと変化するのです。
それなのにも関わらずあなたが理論的に説明や責任を提示した時に受け入れないような部下は成長せずに常に失敗をひとのせいにする行動や心理を働かせます。
その結果、自分はやっているにも関わらず人がそのようなおかしな行動をした時には敏感に反応を行い、大きく批判をしたりするのです。
そのような部下はチームのガンとしか言いようはないのです。
そのような部下は大きく改善させる事が出来ないのであれば見切りをつけてあなたが投資する時間は他の部下へと回して効率的に行動を行うようにしていきましょう。
不満や批判を繰り返し口に出して行う部下
不満や批判を繰り返し口に出して行うような部下は見切りをつけるべきです。
根本的に不満や批判を発生する動機はあるかもしれません。
しかし中身をしっかりと確認していきましょう。
もし会社や仕事の為になる事を客観的に言っているのであれば真摯に受け止める事も必要でしょう。
しかしその批判や不満を繰り返し口に出して行っていることがその部下の為だけに発信しているのであれば野放しは危険です。
そういったネガティブマインドは他者にも伝染していき悪い空気や風潮を生み出してしまう原因になるのです。
またそういった事を聞いているだけでモチベーションが下がってしまう人材もいるのです。
そのような部下が出てしまってきていれば、せっかく高いパフォーマンスを発揮している部下までも影響が出てしまう事になるのです。
そういった事が起きていけばせっかく軌道に乗っている事業もいつ崩壊してしまうかわかりません。
また優秀な部下も巻き添えに見切りをつけるべき部下に変身してしまうかもしれないのです。
他社へ悪影響を与えている可能性のある部下は見切りをつけてチームワークを乱さないようにあなたは上司として行動していきましょう。
悪意がある部下
問題児部下に悪意があれば見切りをつけなければなりません。
一度や二度で見切りをつける必要もないとは思いますが根本的にわざとミスをしている。
相手を困らせようと考えてミスをしているような問題児部下は見切りをつけるべきなのです。
どうして悪意のある行動をしているのかを確認して改善して仕事を行い続ける事は構いませんが現段階であなたの能力ではその悪意を変える事が出来いないのであれば、見切りをつけるべきなのです。
人に迷惑をかける部下
人に迷惑を掛けるような問題児部下は見切りをつける必要があるでしょう。
一言に迷惑といっても許せることと、許せない事があるのです。
もしあなたが許せても周りの人材は許す事が出来ないかもしれません。
あなたが考えるべきは周りの人材が許せるのか、納得させられるのか。
または説得をさせる事が出来るのか。
そこに対してのアンテナをしっかりと張りつつ、あなたが責任を持って出来るか出来ないかを考えて決定する必要があります。
もしその問題児部下により周りが辞めるような事態になってしまった場合、取り返しのつかない大きな問題へと発展してしまう可能性を含んでいるのです。
だからこそあなたは、その選択にミスがないようにしていくようにしましょう。
結局、周りへの迷惑を解決出来ないのであればその問題児部下は見切りをつけるべきでしょう。
主体性がない部下
主体性がない部下は仕事の覚えが非常に悪いのです。
自分からどういう事をやっていくかを考え行動できる部下こそ仕事の能力を着実に向上させていく事が出来るのです。
相手から言われてやる行動はその人にとって見にならない事が非常に多いのです。
自分で考えて行動をしたことこそ自分の能力や印象に残り力をつけていける非常に効果的な方法なのです。
そのような行動をさせる努力や、やり方をあなたがサポートしているにも関わらずそういった行動をしていかないのであればその部下を見切るほうが良いのかもしれません。
あなたが投資すべき時間と労力は他の人材へと移していいた方がビジネスの効果が大きいのです。
法律に引っかかる問題を起こす部下
法律に引っかかる問題を起こしてしまうような問題児部下であれば見切りをつけるべきです。
日本は法治国家ですから最低限法律を犯してはいけません。
その法律に引っかかる問題を起こしてしまうような問題児部下では周りの人材、会社にまで悪い影響を及ぼす事になります。
極端な言い方をすれば犯罪者を守るという行為な訳です。
一度や二度は許せる人もいるかもしれませんし、あなたも許せてしまうかもしれません。
しかし許せる人、許せない人どちらの方が多いのが現実なのでしょうか。
実際のところ許せない人の方が多く存在する事は変える事の出来ない事実なのです。
その事実に反して見切りを付けなければ次に反感を呼ぶ対象はあなたになってしまいます。
ビジネスであるが故あなたにその矛先を向けられる事を選ぶ行動は正しくない行動だと私は考えます。
だからこそ法律に引っかかる問題児部下は見切りを付けなければならないのです。